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混同されやすい帯状疱疹とヘルペスの違いとは?

2019年11月02日
病原体

帯状疱疹とヘルペスは確かにどちらも再発する、水ぶくれができるという点は似ているのですが、実際には全く異なる病気になります。

まず原因となるウイルスが違います。実はヘルペスウイルスと言うのは地球上に160種類以上あると言われています。ヘルペスの原因となるウイルスも帯状疱疹の原因となるウイルスもこの160種類の内の1つという訳です。ヘルペスの原因はヘルペスウイルスですが、帯状疱疹の原因は水痘・帯状疱疹ウイルスになります。水痘・帯状疱疹ウイルスもヘルペスウイルスの1種ではあるのですが、通常の口唇ヘルペスや性器ヘルペスと違って単純疱疹ではありません。どちらも水ぶくれができること、水ぶくれのところにかゆみや痛みが出ることと症状が似ています。一度感染すると腰仙骨神経節に潜り込んで再発してしまうところもそっくりです。

基本的にヘルペスは性器や口唇に出ることが多いですが、様々な種類があるため全身に出ることがあります。帯状疱疹も全身に出る可能性があるので、素人では一見してどちらかはわかりにくいのです。

帯状疱疹と単純疱疹は痛みを伴う水ぶくれが出るという症状は同じですが、帯状疱疹は帯状に水ぶくれができるのが大きな違いです。しかも右側か左側のどちらか一方に出ます。帯状疱疹はヘルペスと違って数倍の量の薬を使って治療するのも違いです。再発のしやすさも異なります。帯状疱疹は再発する確率は4%と低めですが、ヘルペスはほぼ確実に再発します。8割が1年以内に再発してしまうのです。帯状疱疹の場合には神経痛が後遺症として残ることがあります。数ヶ月も続くことがありますが、ヘルペスには後遺症はありません。

水痘・帯状疱疹ウイルスは空気感染してしまうのですが、ヘルペスウイルスは接触感染です。水痘・帯状疱疹ウイルスの方が感染力が強いのも特徴です。水痘・帯状疱疹ウイルスは初感染時には水疱瘡になります。初感染時のウイルスが体内に残っていて、それが加齢やストレス等で免疫力が下がった時に顔を出してしまうのです。

水疱瘡の時と同じように帯状疱疹の時も空気感染します。そのため発症した時には家族との接触を避けなければいけません。水疱瘡の予防接種を受けていれば防ぐことができます。また、ヘルペスだとわからない時にはすぐに病院に行くようにしましょう。自分で何とかしようとしている内に悪化してしまった、という事態になりかねません。