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薬と瓶とすり鉢

日本でも感染者が多いと言われている急性炎症性皮膚疾患のヘルペス。ヘルペスの原因はヘルペスウイルスの真菌症になります。ヘルペスの恐ろしい点は何度でも再発をすることです。治ったと思っていてもウイルスが腰仙骨神経節に潜伏していて、免疫力が下がった時に再発してしまうのです。完治することはないので、感染したくない病気になります。どうやったら予防することができるのか、感染する原因は何なのかについて押さえておく必要があります。

治ったはずのヘルペスがまた発症してしまったら

急性炎症性皮膚疾患のヘルペスは大きく分類すると単純疱疹と帯状疱疹に分けることができます。単純疱疹は口唇や性器にできるもので、帯状疱疹は過去にかかった水疱瘡のウイルスが再発してしまうことです。

ヘルペスが感染する原因は発症部位との直接接触によるものです。発症する部位として挙げられるのが性器と口唇になります。口唇の場合には気付いていない人も多く、ただの赤ニキビと考えている人が多いです。唇の周りにかゆみを伴う赤いぽつぽつが出たことがある人は多いと思います。実はこれが口唇ヘルペスで、免疫力が低下するとすぐに出てしまうのです。実は日本人の7割は口唇ヘルペスに感染していると言われていて、その多くは幼少期に感染していると言われています。幼少期の家族間の接触によって感染しているのです。

性器の場合には水ぶくれができて、それが潰れることによって症状が悪化していきます。通常は性器のみですが、太ももや肛門に症状が出ることもあります。強い痛みを伴い、排尿痛を引き起こすことも。真菌症の中でも感染力が強く、性行為だけではなく口唇と性器が接触することによっても感染していくのです。意外と気付いていない人が多いので、口が感染の温床になっていることが少なくありません。感染してからの潜伏期間は2日から10日になります。しかも感染力が強く、1度の性行為での感染率は約6割と言われているほどです。

ヘルペスの再発の原因は抵抗力の低下です。始めて発症してから再発するまでの期間は約1年と言われていて、8割の人が1年以内に再発してしまいます。しかし再発の場合には初めての時よりも症状は軽くなると言われていて、治るまでの期間も短くなります。再発を予防するためには免疫力を向上させることです。確実ではないものの、免疫機能を向上させるためには生活習慣や食事も必要不可欠な要素になります。

免疫力を向上するに当たって重要なのが睡眠をしっかりと取ることです。睡眠中に分泌されるホルモンは体のバランスを整えるためにも必要不可欠です。午後10時から午前2時までの間に分泌される成長ホルモンは成長すること以外にも使われています。たとえば日中に受けた肌のダメージを修復したりしてくれるのです。しかし睡眠後1時間経たないと分泌されないので、午前0時を超えてから就寝したとしてあまり多くの量は分泌されません。あまり短すぎる睡眠は体自体の疲れも上手く取れない原因になります。できれば午後11時くらいに就寝して、7時間から8時間の睡眠を取ることが理想です。

軽く運動するのも良いでしょう。筋肉がつくことによって免疫力が上がるのは何となくわかると思います。運動なんて面倒くさい、と考えている方が多いのも確かです。しかし軽く運動をするだけでもストレス発散になりますし、なんちゃってヨガでも大丈夫です。少し体を動かすことを目標にしましょう。

実は人間の腸は栄養を吸収するだけではなく、免疫機能も持っています。乳酸菌が腸に良いと良く言いますが、乳酸菌は善玉菌ということで腸内環境を調節するためにも重要です。ヨーグルト等で乳酸菌を毎日摂ると良いでしょう。しかし乳酸菌は生きたまま腸内に留めることができません。飲むヨーグルトでも良いので、毎日摂取する必要があります。

最近では乳酸菌が配合されたお菓子やサプリメントも販売されています。積極的に摂取することをおすすめします。

ビタミンCには免疫調整機能を持っているので、ビタミンCも摂取するようにしましょう。しかし一気に沢山摂っても余分な量は排出されてしまうので、三度の食事で都度摂る必要があります。ビタミンCはレモンやダイコン、水菜、ブロッコリーに豊富に含まれています。

ビタミンの類はどれが欠けても意味がありません。どれか1つだけ栄養を沢山摂ったとしても、1番少ない栄養素に合わせた分しか体は摂取できない仕組みになっています。果物にビタミンが多く含まれていますが、バランス良く摂ることを心掛ける必要があります。

食事やストレスの予防はあくまでも補助的な役割でしかないので、再発しそうになった時には治療の時に使われる抗生物質を服用するしかありません。もしかしてヘルペスかな、と思った時にはなるべく早く病院に行って治療薬を処方して貰うようにしましょう。それが最も早く治すことができる方法です。自然治癒するのを待たないようにしましょう。